185 自伝の終点

  • 2011.01.07 Friday
  • 01:41

11自伝の終点



僕は自伝を一応時代の流れの順序に従って書いてきた。そして、とうとう現在の時点にまで来てしまった。



考えてみれば、僕の学問生活は英語と日本語の世界の間にあって、その間を生涯迷いながら、行き来していたものであった。世界の学会の規準からすれば、日本語で書いても意味がないから、一時は日本語で書くことをやめようと思った。そして世界の学会では日本のことをあまりにも知らない、それは英語になっていないからなので、日本を英語で書いて世界に知らしめようとした。ところが日本にいれば、まわりの編集者からも話を持ちかけられて、日本人に向かって一般向きのものを書くことが義務であるような気にもなった。そして時期により環境によりふらふらしながら生涯を過ごした。晩年はかえって初心に帰って、英語で書く事が多くなったが、最後に人生の終わりになって、やはり英語では自分の書きたいことのすべてではない、と観念して、来し方をここに日本語で自伝の形にして送る。



でも僕にはまだ多少のエネルギーは残っているし、これまで書き落としてきたことはずいぶんある。それに、若い人からコメントで、こういう事も書いてくれ、と云う要請もあった。僕は今後まださらに、書き残したことを書き続けるつもりでいる。もし何か僕に聞いてみたいと思われる方は、コメントをください。2010:1:7


コメント
185回にわたっての自伝の公開、ありがとうございました。毎回、更新を楽しみにしておりましたが、「今後まださらに、書き残したことを書き続けるつもりでいる」とのこと、一読者として大変嬉しく感じます。 質問も受け付けてくださるとのこと、再度、読み返した後に質問させていただきたいと考えております。 とりあえずの区切りに、お礼申し上げます。ありがとうございました。これからもウェブ上でのご発言、ご発表を続けていただければ幸いです。
  • Muto
  • 2011/01/07 11:59 PM
前にさかのぼって読もうとしたら、次の2つの記事の中身がないことに気づきました。 自伝25 マンハッタン からハーバードへ 自伝52 プレッシャーと噂 このほかにもいくつか中身のない記事がありましたが(60番など)、同じ番号のものか番号のないものがあって数は合います。 原稿があって、意図的に伏せられたのでないのでしたら、投稿していただけるとありがたく存じます。
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